ゴルフ会員権は、基本的には会員となった本人のものであり、仮に本人が許可していたとしても他人がそのサービスを受けるようなことはできません。このようなことをするのはいわゆる成りすましであって、発覚するとそのゴルフ場から相当のペナルティを受けることになりますし、厳しいところでは強制退会などの処分を受けることも考えられます。他人にゴルフ会員権を譲渡しようとしても不可能なのかというとそのようなことはなく、名義変更という方法が用意されていることがほとんどです。ただし全てのゴルフ会員権で名義変更が認められているわけではありませんので、必要であれば事前に当該ゴルフ場に確認しておく必要があります。
当然ながら、一旦名義変更をしてしまうと今度は自分自身が会員ではなくなってしまい、今まで受けられた優待とかサービスなどを受けることはできなくなってしまいますので、その点は十分に考えた上で行いましょう。身内であればともかく、ゴルフ会員権はそれなりに大きな価値を持つものですから無償で第三者に譲渡するようなことはあまり考えにくく、相場の価格で取引をすることになります。これは個人的に実施しても構いませんが、仲介会社も存在していますのでそこを介して実施することもできます。いずれにしても名義変更は無料で行えるわけではなく、一定の変更手数料がかかりますし仲介の場合は仲介手数料も必要になりますので、これも覚えておきましょう。
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